所謂駐妻生活について 〜徒然なるままに〜

よくネットでも話題になる駐妻の生活について。

「駐妻」というワードは、華やかな印象を持ちがちですよね。

私も自分がこの立場になるまではそういう印象だったし、あまり興味を持ったことがなかったので何も知らなかったのですが、実際になってみて、本当に様々だなと実感しています。

まあ自分と駐妻というワードがアンマッチすぎて自分ではあまり使っていないのですが😅

 

すごい人は、USCPAなどの資格を取ったり、語学学校に通ったり、働いたり、中には起業までしちゃったりするみたいで、およそ大多数の人は、ESLに通ったり、友達とお出かけしたり、アクティブに行動しているようですね。

もしくは、なかなか旦那さんに頼れない中、異国での子育てを頑張っている方も多い印象です。

駐在地域によっても、その傾向は変わりそうですね。

 

その中でも、私のようにほとんど家にいて、人付き合いが少ない人もいると思います。

とにかくSNSが発達している現在、他人の生活を覗きやすくなっているので、どうしてもアクティブに行動している人が目立ちがちですが、まあ全体的に少数派だとは思いますが、私のようなタイプの方もいると思います。

 

今回は、そんな私の生活や人間性について恥を忍んで書いてみようと思うので、少しでも同じような方がいれば、似たような人間が駐妻という立場で生活しているんだなと、ちょっとだけ安心していただければ幸甚です。笑

 

さて、私が人付き合いが少なくほとんど家にいる理由はいくつかあるので、羅列してみます。

 

①あまり運転したくない:

日本ではペーパーだったのと、アメリカの事故率の高さと被害の大きさが怖いので、たまに買い物や友達の家に行く以外はそんなに運転していません。

もちろん同じようにペーパーでもバリバリ運転している人もたくさんいますが、私はそもそも友達が少ない(そして有難いことに徒歩圏内にいる)のと、特に遊びに行きたい場所も無いので、外に出る動機があまりありません。

 

②家にいるのが苦じゃない:

さすがに渡米して最初の頃は、今まで仕事やら渡米準備やらで忙しくしていたのに、急に時間ができて家にいるということに戸惑い、ストレスが溜まりました。

しかし、元々多趣味なので、色々やっているうちに家での生活が楽しくなりました。

ちなみに私の趣味は、映画鑑賞、読書、お菓子・パン作り、ピアノ、歴史的建造物巡り、そしてこのブログの執筆です。料理も趣味だったけど、今は仕事笑

また、趣味とは異なりますが、これらに加え、緩い筋トレや緩い勉強をしています。

一時帰国以降なるべく月1で旅行するようにしているので、旅行の前は計画・下調べ、旅行の後はブログ執筆とアルバム作成をして、その他の時間に家事や上記のことをやっていると、意外と1ヶ月があっという間に過ぎます。

知り合いの駐妻さんはずっと家にいるのが無理なので、毎日どこかしらに出かけていると言っており、向き不向きがあるなと思いました。

個人的には自分が多趣味でよかったなと思います。

特に歴史的建造物巡りの趣味は、日本でもアメリカでもだいたいどこへ行っても楽しめるので、旅行へ行く際も、目的の一つに設定し、ただ観光地を巡る以外の楽しみ方ができていると思います。

ちなみに、一度刺繍にも手を出しましたが、間違えてちょっとめんどくさい図案のものにしてしまったので、まだやりかけのまま放置されています😅

 

③人付き合いが苦手:

苦手というか、少しめんどくさいといったところでしょうか。

人見知りはしないので初対面でもだいたいの人と話せますが、会った後に疲れたなと思うことが多いので、無駄なストレスを溜めないためにも、交友関係はあまり広げていません。

コミュニケーションが苦手というわけではないですが、内向的な性格なので、無理はしないようにしています。

少しは交友関係を広げようとESLに通うことも何度か考えましたが、私が住んでいる地域は日本人が多くて躊躇したのと、かといって外国人ばかりの遠いESLに通うほどの英語や国際交流に対する意欲もないので、結局通っていません。

もちろん、そんな私なんかに会ってくれる人たちには感謝しているし、慣れない異国生活で頼りになるのは周りの人たちなので、狭い交友関係は大事にしています。

夫と同じ会社の駐妻さんたちがみんな優しくちょうど良い距離感だったのもよかったです。

とはいえ、このように割り切って生活できるのは、駐在期間が最長で3年と短めだからです。

5年とかだったら、もう少し友達作り頑張ってたかな?それとも変わらなかったかな?笑

ちなみに、私の交友関係は夫と同じ会社の駐妻さん、SNSで知り合った人、紹介してもらった人という感じです。

 

こんな感じであまり忙しくない日々を過ごしていますが、鬱っぽくならないように、なるべく規則正しい生活を送るのと、ダラダラし過ぎないことを心がけています。

 

英語については、最初はオンライン英会話を少しやりましたがだんだん苦痛になり、オンラインESLも体験してみたけど微妙で、実生活ではほとんど現地の人と話す機会もないので、英会話はしていません。

せめてもうちょっと文章を読めるようになりたいなと少しだけ勉強していますが、もっとちゃんとやらないとなと思っている今日この頃です💦

あとは、洋画が好きなのでよく字幕で見るのと、気になる英語のネット記事を時々読んでいます。

中学から大学までずっと英語を勉強してきたけど、あまり積極的になれない私・・・

ほんと、しっかり勉強している人尊敬します。

 

あとは、アメリカ生活の悩みの一つは、お金ですね。

節約のために、普段はカフェ含む外食をあまりしないようにしています。

ただでさえインフレで色々高いのに、チップ文化があるからさらにお金がかかる・・・

最初の頃は周りのお店に行ってみたのですが、価格・食事のクオリティ・ホスピタリティ・お店の雰囲気全てに満足できないことがほとんどだし、だいたいは自分でそこそこ美味しく作れるので、旅行と特別な日以外はなるべく外食しないようにしています。してもテイクアウト。

友達とカフェに行ってお喋りするのが息抜きという人には必要経費だと思いますが、私にとっては無駄な出費になってしまうので、自分でお菓子作ってコーヒー淹れて、お家カフェを楽しんでいます。

また、食材と日用品以外の物は普段はほとんど買っていません。

新しい化粧品も欲しくなっちゃうけど、今はお化粧する機会が減っているので我慢。

その代わり、スキンケア商品は買っています。

旅行先やブラックフライデーなどのセールでもたまに買い物します。

また、お家にいる時間が長いので、居心地を良くするために、ちょっとしたインテリア雑貨やお皿などは必要経費としています。

お家をできる範囲で自分好みのカフェのようにしているので、家にいるのが楽しいというのもあります。

 

こうやってゆるくストレス少なく生活できているのは、すべて夫の優しさのおかげです。

諸々の手続きは全部夫がやってくれるし、運転や英語の強要もしてこないし(しないでと言っているのもあるけど)、時々「一緒にアメリカ来てくれてありがとう」と労ってくれるし、ほんと甘やかしてもらってるなと思います。(もちろん私も行動や言葉で感謝を伝えるようにしています)

それと同時に、「異国生活に向いていない私が帯同してあげてるんだから当然でしょ!嫌になったらいつでも帰国してやる!」という気持ちもあります笑

たまに喧嘩したり不満が爆発しちゃうこともありますが、基本的にはお互いに支え合って仲良く生活できているので、幸せだなと思います。

 

1年目は半分以上が妊娠・死産と長めの一時帰国だったのであっという間に過ぎ、2年目に入ってたくさん旅行して、気づけば予定では残りあと1年くらい。(半年〜1年延長の可能性はあるけど・・・)

もし妊娠したらおそらく帰国するし、妊娠していなくても夫より2〜3ヶ月先に戻って生活基盤を整える予定なので、そうするともうあと1年もないかもしれません。

そう思うと気が楽なのと同時に、残された時間も少ないので、いろんな場所へ出かけたり、帰国後の生活について考えたり、勉強したり、できることをしていかないとなと行動しています。

 

ストレスの多い異国生活ですが、自分だけではこんな経験することなかったし、本帰国後はなんだかんだで楽しかった思い出として死ぬまで夫と語り合うのかなと思うので、残りの時間を大切に過ごしていきたいです。